著作

命の版木

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林子平は、版木の彫師お槇と禁書『海国兵談』の完成を目指すが、幕府の監視は日に日に強まり、二人は命をかけて版木を彫る。

帯から
年間最優秀歴史時代小説 中山義秀文学賞受賞作
妻なし 子なし 版木なし
版木を守り通す林子平とお槇の必死の逃避行

帯裏から
仙台で無禄厄介の林子平は、江戸、蝦夷、長崎を訪れ見聞を広め、海防の必要性を著すが、老中・松平定信から本と版木の回収を命じられる。子平は、版木の彫師お槇と二人で『海国兵談』の完成を目指すが、幕府の監視は日に日に強まり、二人は命をかけて版木を彫ることになる・・・。第15回中山義秀文学賞受賞作『彫残二人』改題。解説・縄田一男

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東京新聞20011年3月25日 平成の時代作家たち
東京新聞2011_03_25