内容紹介
荒地を沃野に拓け! 明治の大プロジェクト 安積疏水事業の真実。
猪苗代湖の水を郡山へ送る日本初の大土木事業を描く歴史小説。
明治10年、内務卿大久保利通は、猪苗代湖の水を郡山へ流す安積疏水事業を提案。 没落士族救済のため、肥沃な農地を拓くという。 大分出身の南一郎平を責任者にするが、奥羽山脈を貫く難工事の上に、癖のある男たちが次々と登場して紛糾。 さらに大久保暗殺事件が起こる。 南はオランダ人技師と協力し、工事を進めようとするも……。
巨額の国家予算を投入した日本初の大プロジェクトを描く歴史小説。
植松三十里『侍たちの沃野 大久保利通 最後の夢』(集英社文庫)を 東えりかさんが読む/「青春と読書」1月号
採れたて本!【歴史・時代小説#27】/小説丸
大分合同新聞 2025年1月25日
読売新聞 2025年2月23日
土木學會誌 2025年4月号